「頑張ってるのにうまくいかない…」
これ、よく聞く言葉です。
実際、私自身も昔そうでした。全力で取り組んでいるのに、なぜか成果が出ない。
けれど、いろんな企業を見てきて気づいたんです。
うまくいかない人には、ある共通点があるということに。
それは、才能や努力不足ではありません。
実は、努力の「向き」や「仕組み」がズレているだけなんです。
今回は、いくつもの事例を通して見えてきた「失敗する人の4つの特徴」と、そこから導かれる「成功するために必要なこと」をお話しします。
失敗する人の特徴1.努力の方向性が間違っている
「一生懸命やっているのに成果が出ない」――。
その原因の多くは、努力の方向が間違っていることにあります。
パレートの法則(80:20の法則)というものがあります。
成功の80%は、たった20%の行動が生み出している、という考え方です。
つまり、どれだけ頑張っても、その“20%”に力を注げていなければ、結果は出にくいんです。
では、その20%とは何か。
それは多くの場合、「急がないけど重要なこと」です。
たとえば、目の前のメール返信や書類作成も大事ですが、会社を長期的に良くするのは「仕組みを整える」「信頼を築く」などの地味な時間。
この“重要だけど後回しにしがちなこと”に、どれだけ時間を使えているかが分かれ道です。
失敗する人の特徴2.タスクの目標が高すぎる
「目標は高く持て!」――よく聞く言葉です。
確かにその通りですが、問題は「次のアクション目標」まで高くしすぎること。
たとえば、「ブログを毎日更新する」「週に5件営業に行く」など、理想を詰めすぎると、最初のうちは頑張れても、すぐに燃え尽きてしまいます。
大切なのは、60点でもいいから続けること。
完璧主義よりも、「続ける仕組み」をつくる方が圧倒的に強いです。
たとえば「月に1回でもいいから記事を書く」「1件でもお客様と話してみる」――。
こうした“続けられる仕組み”こそ、成功への最短ルートなんです。
失敗する人の特徴3.他人の力を借りようとしなかった
全部自分でやろうとしていませんか?
努力家の人ほど、「人に頼るのは甘え」と思い込んでしまいます。
でも現実には、ひとりで抱えすぎると、忙しさに追われ、視野も狭くなり、いつの間にか「大事なこと」を見失ってしまうんです。
他人の力を借りることは、弱さではなく“成功する人の戦略”です。
人に助けてもらう、人に話す、人に見てもらう。
そうすることで、客観的な視点が入り、新しい発見や改善のヒントが生まれます。
夢を叶えるのは「ひとりの力」ではなく、「支え合う仕組み」なんですよね。
失敗する人の特徴4.軌道修正をしなかった
最初に立てた計画をそのまま貫くことは、立派です。
でも、時代は変化が早い。環境も情報も常に動いています。
だからこそ、「やってみて、うまくいかなかったら変える」ことが必要なんです。
最初の仮説が間違っていることもあれば、途中でもっと良いやり方に気づくこともあります。
柔軟に方向を修正できる人ほど、最終的に成功します。
私はよく「作戦会議をしましょう」と言います。
定期的に立ち止まり、現状を見つめ直す時間をつくることが大事なんです。
失敗の反対は、成功ではなく“学び”
失敗は、成功の反対ではありません。
失敗は、むしろ成功の一部です。
大切なのは、失敗の中から「何を学ぶか」。
私たちヒバナが提供している訪問作戦会議サービス「あいう」は、まさにこの4つの失敗要因から生まれました。
- 無駄な努力を減らし、重要な20%に集中する。
- 高すぎない目標を設定し、続ける仕組みをつくる。
- 一人で抱え込まず、チームで考える。
- 定期的に軌道修正し、常に改善していく。
この4つを実践できる仕組みが、“あいう”というサービスなんです。
まとめ
- 成功している人は「重要な20%」に集中している
- 目標は高く、でもアクションは現実的に
- 他人の力を借りる勇気を持つ
- 計画は変えていい。柔軟さが成長を生む
どんなに優秀な人でも、ひとりでは全てを完璧にできません。
だからこそ、仕組みと仲間が必要なんです。
失敗を恐れるのではなく、学びに変えて前に進む。
それが、成功する人たちに共通する一番の特徴だと、私は思います。





